最強コミュニケーション術!お供え方式
私たちは日々、様々な感情を抱え、
それをどのように伝えるかに頭を悩ませます。
特に怒りや悲しみのような強い感情は、
どう伝えれば相手に理解してもらえるのか、難しいものです。
この記事では、感情の伝え方に焦点を当て、
誰にでも分かりやすい方法をご紹介します。
怒りをぶつけるのは無意味?
怒りの感情は、誰にでもあります。
しかし、その怒りをそのまま相手にぶつけてしまうと、
よくない結果になることが多いです。
例えば、夫が飲み会に行くことに腹を立て、
「あなたばかりズルい!」と言ってしまった場合、
夫もまた怒りで応える可能性が高いです。
これでは問題の解決にはなりません。
自分の本当の気持ちに気づく
相手に伝える前にまず、『怒り』の手前にある、自分の本音を探るのです。
飲み会に行く夫に腹を立てている例で考えると、
- なんで、私怒っているの?
- なんで、私そんな風に思っているの?
と自分の心に聞いてみる。 すると、
- 私と子供を置き去りにして外に出ること自体が、大事に思われていないようで、悲しい
- もっと大事にして欲しい
- 自分が我慢ばかりしている気がして、虚しい
- いつもいい顔して送り出すのが、本当は苦しい
という風に、
- 悲しみ
- 虚しさ
- 苦しみ
- 心配
- 寂しさ
…が出てきます。
この、
- ちょっと恥ずかしい
- 照れ臭い
- 小っ恥ずかしい
- 負けた気もするかもしれない
- 隠したくなるような
- ピュアっピュアな
- そんなキャラじゃないのに
とためらいたくなるような そんな気持ち✨
それこそが、あなたの本音なのです。
おすすめの伝え方は、お供え方式
自分の本音に気づけて初めて、 相手に伝えるか・伝えないか、を決めるのです。
そしてもし伝えると決めたなら… お供え方式がおすすめです。
これは、 「勝手なんだけど」という枕詞を添えて
自分の気持ちを相手の前に、そっと置いてくる方法。
例えるならば、中学時代。 憧れの先輩の顔も見れずに、
告白の手紙を渡すのが精一杯だった、あの時のように。
- 先輩に、自分の気持ちをポイってされるかもしれない
- 気持ちを受け取ってもらえるかもしれない
- 受け取るけれど、俺も好きだよ♡とはならないかもしれない。
それでも、『気づいた自分の気持ち』を伝えることに意味がありますよね!?
- 悲しみ
- 虚しさ
- 苦しみ
- 心配
- 寂しさ
をお供えするのも全く同じです。
相手が
- 受け取るかどうか
- どう受け取るか
- 受け取ってどんな反応をするか
それはあなたが操作できることではなくて
完全に相手の問題なのです。
ですから、相手の反応・見返りは期待しません!
- 「勝手なんだけど、あなたがそういう態度をすると、
私がどうでもいい人みたいな扱いに思えて寂しかったんだ」 - 「勝手なんだけど、私はこんな風に受け取ってしまって悲しかったの」
と、勇気を出して、ただただそっとお供えするのです。
『自分の気持ちを伝えることをゴールにする』
という意識がとにかく大事です。
お供え方式を意識すると
自分前提に気づく
相手の言動の意図は、相手本人にしか分からないですよね。
ですから、私たちは普段から、
『私は、あなたの言動をこんな風に受け止めました。勝手なんだけどね。』
と推測して解釈しているわけです。
ここにあなたの思い込み(=前提)が隠されています。
同じ言動でも、受け手によって、反応は違いますよね?
感情が動いた=自分の持っている前提が刺激された、
ということであって。
怒りの手前に、
ピュアっピュアな気持ち(悲しみ・虚しさ・苦しみ・心配・寂しさ)がある。
さらにそれを刺激する、前提(思い込み)がある。
という仕組みです。
自分の本音、さらに前提にまで気づけると、
嬉しさが込み上げることでしょう。
「あぁ、本当は自分はこんな風に思っていたんだなぁ~」って。
まとめ
感情の伝え方は、ただのコミュニケーション技術以上のものです。
それは自分自身を深く理解し、
相手にその理解を共有するプロセスです。
今回ご紹介した「お供え方式」を試してみてください。
自分の感情を素直に伝え、
相手との関係をより深いものにする一歩となるでしょう。